MENU

熱帯魚のエサの選び方と与え方、種類・量・回数の基本

当ページのリンクには広告が含まれています。
水槽の水面にエサをパラパラと落とし、熱帯魚が水面近くに集まってきている様子

この記事の結論

  • エサは魚が泳ぐ層に合わせて「フレーク(上層〜中層)」「顆粒・沈下性(底棲魚)」を使い分ける
  • 量の目安は「1日1〜2回、3分程度で食べきる量」、迷ったら少なめに与える
  • エサのあげすぎは、水質悪化の最も身近な原因のひとつになる
目次

エサは「元気の土台」であり「水質悪化の入口」でもある

魚の体調不良のサインと対処法を扱った記事では、体調不良のきっかけの一つとして、水質の乱れが関わっていることに触れました。

その水質を乱す原因をたどっていくと、エサの与えすぎに行き着くケースが少なくありません。

エサは魚の元気の土台になる一方で、与え方を間違えると水質悪化の入口にもなってしまう、両面を持つ存在です。

筆者自身、飼い始めたばかりの頃は「足りないとかわいそう」という気持ちが先に立ち、気づけば毎回パラパラと多めにエサを入れてしまっていた時期がありました。

この記事では、エサの種類の選び方から、量・回数の基本、そしてあげすぎを防ぐコツまでを整理していきます。

エサの種類と選び方

フレークタイプ、顆粒タイプ、冷凍飼料の3種類のエサを器に盛って並べた俯瞰写真

フレークタイプ(上層〜中層向け)

フレークタイプは、薄い破片状に加工されたエサで、水面にしばらく浮いてから徐々に沈んでいく性質があります。

初心者におすすめの熱帯魚を扱った記事で紹介したネオンテトラやカージナルテトラのように、水槽の上層〜中層を泳ぐ魚に向いており、もっとも定番のエサといえます。

この記事で紹介した商品

テトラ (Tetra) テトラミン 45g

テトラ (Tetra) テトラミン 45g
上層〜中層を泳ぐ魚向けの定番フレークフード
¥664

※価格は記事執筆時点のものです。
購入前に最新価格をご確認ください。

顆粒・沈下性タイプ(底棲魚向け)

顆粒タイプの中でも、水に沈んでいく性質を持つ沈下性のエサは、水槽の底で暮らす魚に向いています。

初心者向け熱帯魚の記事で紹介したコリドラスは、他の魚が食べ残したエサを拾って食べる「掃除役」として知られていますが、それだけに頼っていると栄養が偏ったり、量が足りなかったりすることがあります。

底棲魚を飼っている場合は、専用の沈下性フードもあわせて用意しておくのがおすすめです。

この記事で紹介した商品

テトラ (Tetra) コリドラス 120g

テトラ (Tetra) コリドラス 120g
コリドラスなど底棲魚向けの沈下性フード、バランス栄養食
¥1,948

※価格は記事執筆時点のものです。
購入前に最新価格をご確認ください。

冷凍飼料・生き餌(嗜好性・栄養補助)

冷凍アカムシや冷凍ブラインシュリンプなどの冷凍飼料、あるいは活きたブラインシュリンプなどの生き餌は、栄養価が高く、魚の食いつきも良いエサです。

ただし毎日与える必要はなく、フレークや顆粒タイプの主食に、週1〜2回程度のごほうび・栄養補助として組み合わせる使い方が一般的です。

この記事で紹介した商品

邑楽ファーム 冷凍プレミアムアカムシ 100g

邑楽ファーム 冷凍プレミアムアカムシ 100g
熱帯魚・観賞魚向けの冷凍飼料、栄養補助やごほうびに
¥264

※価格は記事執筆時点のものです。
購入前に最新価格をご確認ください。

与える量・回数の基本

リビングの水槽に後ろ姿でエサを与えている様子、部屋全体が入る引きの構図

1日の回数は1〜2回が基本

成魚になった熱帯魚であれば、1日1〜2回のエサやりで十分です。

朝と夕方のように時間を決めておくと、生活リズムの一部として自然に続けやすくなります。

なお、稚魚を育てている場合は消化・成長のスピードが早いため、1日3〜4回程度、少量ずつ回数を増やすのが基本になります。

量の目安は「3分で食べきる量」

1回あたりの量は、「魚たちが3分程度で食べきれる量」を目安にするのが分かりやすい基準です。

最初は少なめに入れて、魚たちの食いつき具合を見ながら、必要なら少しだけ足すという順番がおすすめです。
迷ったときは「多いかな」より「少ないかな」で止めておくくらいがちょうどよく、健康な成魚であれば1〜2回程度エサやりを忘れても大きな問題にはなりません。
足りているかどうかは、魚の体つきやお腹のふくらみで判断できます。

エサを入れた瞬間に魚たちが群がって我先にと反応するのは、健康でよく食べる証拠であって、空腹のサインではありません。

魚は満腹に近い状態でも、エサが落ちてくれば反射的に群がる習性があるため、この反応の激しさだけで量を増やすかどうかを判断するのは避けましょう。

量が足りているかどうかは、群がり方ではなく、魚のお腹のふくらみと食べ残しの有無で判断するのが確実です。

あげすぎのサインと防ぐコツ

エサのあげすぎは、初心者が最もやってしまいがちな失敗のひとつです。

あげすぎのサイン、こんな変化に気づいたら要注意

食べ残しが底に沈んだままになっていないか、まず確認しましょう。

そのほかにも、水面に薄い油膜が張る、ガラス面のコケが急に増える、フンの量が明らかに増える、水の濁りがいつもより早いタイミングで出てくるといった変化は、いずれもエサの量が多すぎることを示すサインです。

食べ残したエサは水中で腐敗し、アンモニアの発生源になります。
水質悪化の記事で紹介したとおり、エサの与えすぎは水質悪化の主な原因の1つです。
気づいたときには、食べ残しをネットなどで取り除き、水換え・フィルター掃除の記事で紹介した頻度より少し早めに水換えのタイミングを持ってくるとよいでしょう。

あげすぎを防ぐコツ

感覚だけで「ひとつまみ」を続けていると、量が少しずつ増えていきがちです。

1回分ずつに小分けしたエサを仕切りのあるケースに入れて、水槽の脇に置いている様子

計量スプーンや、粒数を決めて数えながら与える運用にすると、毎回の量がぶれにくくなります。

家族で飼育している場合は、「誰かがもうあげたのに、別の家族がまた与えてしまう」という二重給餌もよくある失敗です。

水槽のそばにチェック表を貼っておく、給餌担当を決めておくといった工夫で、この二重給餌はかなり防げます。

また、エサを与えたあと3分ほどその場を離れず、食べ残しが出ていないか目視で確認する習慣をつけておくと、量が多すぎたかどうかをその日のうちに把握でき、次回の調整にも活かせます。

数日〜1週間ほど家を空ける場合の対策については、旅行・帰省時のエサやり対策を扱った記事で詳しく紹介しているので、あわせて確認しておくと安心です。

まとめ、魚種タイプ別のエサ早見表

ここまでの内容を、魚種のタイプ別に一覧表へまとめました。

タイプ代表的な魚種向いているエサ回数の目安
上層〜中層魚ネオンテトラ・カージナルテトラ・グッピー・プラティフレークタイプ1日1〜2回
底棲魚コリドラス顆粒・沈下性タイプ1日1回(他の魚の食べ残しと併用)
コケ取り生体ミナミヌマエビ・ヤマトヌマエビ・石巻貝・ラムズホーン基本は水槽内のコケ・生物膜、足りなければ専用フード週1〜2回程度の補助給餌

なお、エビ・貝を扱った記事で紹介したとおり、コケ取り生体は基本的に水槽内のコケや生物膜を食べて過ごすため、毎日の給餌は必須ではありません。

飼っている魚が上層〜中層タイプか底棲タイプか、エサの種類の見当がついている。
「1日1〜2回、3分で食べきる量」という基本の目安がわかっている。
食べ残しが出たときにやるべきこと(取り除く・水換えを早める)がわかっている。

エサやりは毎日のことだからこそ、少しの意識の違いが水槽全体の調子に積み重なっていきます。

「多すぎず、少なすぎず」の感覚がつかめてくると、水換えやフィルター掃除の負担も自然と軽くなっていくはずです。

次は、数日以上家を空けるときのエサやり・水温管理について、具体的に見ていきましょう。

今日のアクション

  1. いま与えているエサが、飼っている魚の泳ぐ層に合っているか確認してみる
  2. 次回のエサやりで、いつもより少し少なめの量から始めてみる
  3. 水槽の底に食べ残しが沈んでいないか、エサやり後3分ほどで確認する習慣をつける

次に読むべき記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

IT・Web分野を本業としながら、水槽・アクアリウム関連の情報発信を続けています。数年間、熱帯魚飼育の基本的な範囲(本格的な機材・繁殖等は未経験)を経験し、現在は飼育していません。「アクアリウム初心者ラボ」では、当時の実体験に加え、飼育書・メーカー公式情報・専門ショップの情報をもとに、これから始める方に役立つ選び方・注意点を客観的に整理してお届けします。

コメント

コメントする

目次